「会計・経済・投資理論」に落ちた人は証券アナリストを受験しよう
突然ですが
「会計・経済・投資理論(KKT)」に落ちた人は、次の年に証券アナリストを受験するのがオススメです。
「アクチュアリーに加えて、他の勉強もすんのかよ。ヤダよ」
って言われそうですが・・・
とりあえず、この記事を読んでいただければと思います。
私が証券アナリストをオススメする理由
「KKT」で学んだ知識を「KKT」以外にも活かして欲しいから
まず前提として、アクチュアリー試験の「KKT」と証券アナリスト試験では、圧倒的に証券アナリストの方が簡単です。
仮に「KKT」が不合格でも、「KKT」の勉強をある程度した人であれば、簡単に証券アナリスト試験は合格します。
「せっかく合格する知識があるんだから、受ければ良いのに」ってことです。
一個人の経験談ですが、一次試験は1か月の勉強で合格しました。二次試験は2か月で受験しました(二次に関して結果発表がまだですが、おそらく合格です → 二次試験も合格しました)。
「アクチュアリーの勉強と並行して勉強するのかよ」、「負担が増えるだろ〜」
→ アクチュアリーと証券アナリストの勉強が並行することはありません。
なぜなら、アクチュアリーの勉強を本格的に始める前に、証券アナリストの勉強を終えることが出来るからです。
証券アナリストの一次試験は4月の下旬、二次試験は6月の上旬です。
下の記事でも書きましたが、アクチュアリーの勉強は6、7月からで大丈夫です。
ですので、証券アナリストの試験が終わってから、気持ちを切り替えて、アクチュアリーの勉強をすることが出来ます。
記憶の忘却を多少は防げるから
人は忘れる生き物です。
一生懸命に勉強した「KKT」の知識も、勉強を再開する頃には大部分を忘れているでしょう。
しかし証券アナリストの勉強をすることで、「KKT」の知識が抜けることをある程度防ぐことができます。
と言うことで、「KKT」の勉強を再開するまでの間、証券アナリストの勉強をしましょう。
証券アナリストの資格はアクチュアリーにとっても武器になるから
証券アナリストの知識・資格は、アクチュアリーにとっても有用です。
特に年金分野では、ALM案件等において資産サイドの知識があると、業務の幅が大きく広がると思います。
また最近では、ERM分野における転職の採用要件に証券アナリスト資格を挙げている生保会社もあります(以下の記事に記載してます)
気をつけてほしいこと
出題範囲が「KKT」と完全に一致しているわけではない
残念ながら、「KKT」と証券アナリストの出題範囲には少しですが違いがあります。
ですので証券アナリストに受かるためだけに吸収しないといけない知識もあります。
お金がかかります
証券アナリストの受験資格を得るためには、証券アナリスト協会(CMA)の講座を受講しなければなりません。
講座と言ってもテキストが送られてくるだけなので、時間を取られることはありません。
しかし、お金はとられます。
一次・二次試験それぞれで約5万円づつ、計10万以上かかります。
※ 詳細は、証券アナリスト協会のホームページ(こちら)でご確認ください。
絶対に合格すること
「KKT」を落ちて、仮に証券アナリストも落ちたら結構なショックだと思います。
ですので、受けるからには絶対に受かりましょう(笑)
繰り返しになりますが、証券アナリストは決して難しい試験ではありません。
時間があるなら受けてみては
証券アナリストの一次試験は4月の下旬です。
(ただし、講座申込みの締切りが早いので気をつけてください)
1か月あれば勉強できるので、3月に時間があるなら受けてみてはいかがでしょうか。
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