アクチュアリー「数学」の参考書について

2019年11月9日

アクチュアリー「数学」の参考書について

こんにちは。

みなとらです。

アクチュアリー試験の「数学」に(なんとか)合格しました。

今回は、「数学」の参考書について、私の独断と偏見でコメントします。

ここで紹介する本は、すべて素晴らしいものばかりです。

しかし、アクチュアリー「数学」の合格に有用かと言われたら、必ずしもそうでないものもあります。そのような点から「買わなくて良い」「不要」とコメントする場合があります。

ただし、決して悪書ではありません。すべて良書です。

この点だけは、ご留意頂きますようお願いいたします。

では、行きましょ〜

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購入した教科書・参考書

『基礎統計学(1)/統計学入門』(東京大学出版会)

アクチュアリー会指定の統計の教科書です。

分かりやすくて、オススメです。

確率・統計が苦手な人はもちろん、得意な人にもオススメです。

苦手な人は、ゆっくりで良いので読んで欲しいです。得意な人も一度で良いので読んでください。

『入門数理統計学』(培風館)

アクチュアリー会指定の確率の教科書です。

すごく “きっちり” 書かれています。『基礎統計学(1)/統計学入門』を読んだ後にこれを読むと、ギャップがすごいと思います。

買う必要はないでしょう。

確率を “深く” 理解したいならオススメです。ただし、アクチュアリー試験の合格を目的とするなら、“深すぎる” と思います。

『確率統計演習1 確率』,『確率統計演習2 統計』(培風館)

アクチュアリー会の指定の演習書です。

買う必要はないでしょう。

小さい字でギッシリ書かれています。これを最初から最後まで解くのは心が折れます。

この本を解くより、後述の『アクチュアリー試験 合格へのストラテジー 数学』を解いた方が良いと思います。

余談ですが、私の前の職場の上司(準会員)がこの2冊をデスクの上に置いてました。「この本をひたすら解きまくったら合格したよ。懐かしいな〜、はっはっは」って言ってました。

たしかにこの本をやり込めば受かるでしょうが、私にはムリですね(笑)

『モデリング』(日本アクチュアリー会)

アクチュアリー会指定のモデリングの教科書です。

分かりやすいかは別として、アクチュアリー試験のモデリングに対応している本は現状これしかないので、買って読むしかないですね。

この本には線形計画法も載ってますが、出題範囲外です。注意しましょう。なぜこんな注意をするかと言うと、私は勉強してしまったからです(笑)

『確率・統計・モデリング問題集』(日本アクチュアリー会)

アクチュアリー会指定のモデリングの演習書です。

あっても良いですが、無くても良いでしょう。

買いましたが、ほぼ使いませんでした。

弱点克服大学生の確率・統計(東京図書)

高校までの数学に不安がある人にオススメです。

よく間違える箇所をこの本で重点的に勉強するのが良いでしょう。

『44の例題で学ぶ統計的検定と推定の解き方』(オーム社)

タイトルから想像できる通り、統計検定・推定のいろいろなパターンが載ってます。

過去問を解いていて「検討・推定ってどんだけパターンあんねん!?」って思って買いました。

私と同じ疑問を持った人にはオススメです。

見開きで、例題と解答というスッキリしたレイアウトで分かりやすいです。

購入してないけどオススメの本

『アクチュアリー試験 合格へのストラテジー 数学』(東京図書)

アクチュアリー受験研究会から出た本です。

私が合格してから出版されたので、私は買っていません。

アクチュアリー「数学」の合格を目的に編成されているので、買って間違いはないでしょう。