アクチュアリー試験の勉強時間(数学, KKT, 損保)
こんにちは。
みなとらです。
今回は、私が合格した「数学」・「KKT」・「損保数理」の勉強時間をご紹介します。
「生保数理」も受かっているのですが、1回不合格になっており、2年連続で受けているため、他の科目と比べて勉強時間が長いです。ですので今回は除外します。
「年金数理」はまだ受かってません。ただ今、絶賛勉強中です(笑)
この3科目の勉強をしていた当時、私は大学生・院生でした。ですので、特に理系の学生さんには良い目安になると思います。
文系の学生さんや社会人の方は、プラス1か月程度で見積もると良いでしょう。
「数学」の勉強時間
200〜250時間(10月から勉強を開始)
大学3年の時に受験しました。
その年の夏に、始めてアクチュアリーという職業を知りました。興味を持ったので、とりあえず申し込みをしました。
「そろそろ勉強すっか」って感じで10月から勉強を始めました。今思うと少し遅いですね。
・教科書『基礎統計学(1)/統計学入門』の熟読
・『モデリング』を読む
・『明解演習 数理統計 (明解演習シリーズ)』を解く
・過去問(5年分)を解く
「会計・経済・投資理論」の勉強時間
250〜300時間(4月から勉強を開始)
「会計・経済・投資理論」は大学4年の時に受験しました。
4月という早い時期に勉強を開始しました。
これは、5〜7月は大学院試の勉強を優先させる必要があったためです。
実際、5〜7月はKKTの勉強は一切しませんでした。
4月中に経済の教科書を読みました。
院試が終わった7月から勉強を再開しました。
・教科書『入門|経済学』,『新・証券投資論』,『財務会計講義』を読む
・過去問(5年分)を解く
KKTは一次試験の中でもっとも暗記量が多い科目だと思います。
特に理系の人は、馴染みのない分野ばかりだと思うので、早い時期からの勉強開始をオススメします。
「損保数理」の勉強時間
170〜220時間(9月から勉強を開始)
修士課程2年の時に受験しました。
開始が9月からなのは、就職活動が終わった後に開始したためです。
・教科書を読む
・アクチュアリー受験研究会(アク研)のワークブックを解きまくる
・過去問(5年分)を解く
この科目からアク研のワークブックを使い始めました。
個人的には、一次試験の中では損保数理がもっとも勉強しやすかったです。積分計算は大変でしたが、勉強自体のストレスはあまり感じませんでした。
「勉強開始は早い方が良い」は間違い
いや、必ずしも間違いではないんですが・・・(笑)
勉強開始が早すぎるのはダメだと思います。
具体的には、1月や2月中からガリガリ問題を解き始めるのはやめた方がいいでしょう。
早く始めても、試験がある12月までモチベーションが続かなければ落ちるからです。
私は「試験直前にどれだけ自分を追い込んで勉強できるか」がアクチュアリー試験のポイントの一つだと思っています。
勉強の開始時期が早すぎると “ガス欠状態” になってしまい、この追い込みが十分に出来なくなる恐れがあるからです。
もちろん勉強方法などの情報収集や教科書の購入に関しては、早ければ早いほど良いでしょう。
ただし、本腰を入れて勉強するのは6、7月からで十分だと思います。
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