アクチュアリー試験:合格率の推移
こんにちは。
みなとらです。
今回は、アクチュアリー一次試験の合格率の推移を見てみます。
アクチュアリー試験の受験を検討している人とかに参考になれば嬉しいです。
合格率の特徴
一次試験は5科目あります。
「数学」、「生保数理」、「損保数理」、「年金数理」、「会計・経済・投資理論」(KKT)です。
まずは、この5科目の過去の合格率を見てみます。
乱高下してますね(笑)
例えば、2011年度は全体的に難しくて合格率が約10%〜20%でしたが、1年後の2012年度は簡単すぎで約40%〜50%と急上昇しています。
他にも、年金数理の2013年から2014年の下落ぶりなんて・・・
45%以上の下落ですよ・・・
このように毎年、乱高下しています。
「試験問題を作っているエライ人たち、もっと合格率が安定するように試験問題を作って!」って言いたいところです。
一方で、科目ごとの難易度に差はありません。
過去10年間で平均すると各科目の合格率は20%〜25%です。
数学 | 生保 | 損保 | 年金 | KKT | |
合格率 | 20% | 23% | 20% | 24% | 25% |
合格率だけ見ると「この科目が簡単で、あの科目は難しい」というのは無いと言うことです。
ただし、だからと言って、例えば初年度に年金数理を受験しても受からないです。年金数理に受かるためには生保数理の知識が不可欠だからです。
なので、平均的な合格率はどの科目もほぼ同じですが、受験する順番は限られているのが現実です。
ちなみに一次試験をどの順番で受けるべきかについては、下の記事をご覧ください。
各科目の合格率の推移
では、次に、各科目別に合格率の推移を見てみましょう。
「数学」の合格率
2013年度以降は、他の科目と比べると安定して推移しています。
数学は受験者数がもっとも多い科目です。
だいたい毎年千人くらいですかね。
「生保数理」の合格率
2019年は合格率が30%を超えた簡単な年でした。
この年と2017年で受かった人はラッキーでしたね(私のことです(笑))
「損保数理」の合格率
2013年以降は、安定して難化傾向にありました。
しかし、2018年は一転して簡単な年でした。
昨年度が簡単だったので、2019年は難しくなる可能性が高いでしょう。→ (案の定難しくなりましたね(2020年追記))
「年金数理」の合格率
「年金数理」は特に乱高下が大きい科目です。
2012年か2013年に受けた人はラッキーだった人です。
難しい問題が多くて合格率が低い場合は、点数調整が行われて合格点が50点に引き下げられることがあります。
この年金数理は点数調整が多い科目です。
2018年は30%を超えています。
2018年に受けた人は受かっておきたいところですね。
ちなみに私は落ちました・・・(泣)
「会計・経済・投資理論」の合格率
2016から2018は少し難しい水準で2019は平均的といったところでしょうか
2020年のねらい目の科目
過去の合格率の推移から、2020年に簡単になりそうな科目は、「損保数理」と「年金数理」です。
まあ、なんの根拠もありませんが(笑)
多くの人が合格することを願っています。
私も年金数理がんばります!
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