文系とアクチュアリー

2019年8月28日

文系とアクチュアリー

今回の記事は、文系だけどアクチュアリーに興味を持った人に向けたものです。

私は、もっと文系の人にもアクチュアリーを目指してほしいと思っています。

文系でもアクチュアリーを目指す価値があるからです。

活躍の場・機会もあります。

この記事を読んで、アクチュアリーを目指す人が一人でも増えたら嬉しいです。

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文系でもアクチュアリーを目指す価値はある。

世間では、

アクチュアリー = 確率や統計の専門家

と考える人が多いようです。

実際、Wikipediaには以下のように説明されています。

アクチュアリー (actuary) とは、ビジネスにおける将来のリスクや不確実性の分析、評価等を専門とする専門職[1]。日本語では「保険数理士」「保険数理人」などと訳されることもある。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

なので、「アクチュアリーは理系の職業」というイメージが強いです。

しかしながら、文系でもアクチュアリーを目指すことは価値のあることです。

理由は3つです。

・正会員になれなくてもアクチュアリーの仕事はできるから。

・アクチュアリーの業務で高度な数学は使わないから。

・文系は理系にない武器をもっているから。

この3つについて以下で説明します。

正会員になれなくてもアクチュアリーの仕事はできるから。

正会員を目指している自分が言うのもアレですが・・・

正会員にならなくてもアクチュアリーの仕事はできます。

実際、今の職場にも前の職場にも、アクチュアリー資格の取得を諦めている社員が結構います。

面白いことに、仕事ができる優秀な人に限って諦めていることが結構あります。

なので、例えば、一次試験1科目だけ合格して転職して、その後は試験を受けずに業務に集中するのもありです。

アクチュアリーの業務で高度な数学は使わないから。

ぶっちゃけ、業務で教科書や試験レベルの数学を使うことはほぼありません(笑)。

もちろんアクチュアリー中には、高度な数学をバリバリ使っている人もいます。

しかし、半分以上のアクチュアリーは、業務で高度な数学を使うことはほぼないでしょう。

なので、業務において「数学のレベルが高すぎて理解できない・・・」ってことはまず無いです。

文系は理系にない武器をもっているから。

アクチュアリーや、アクチュアリーを目指す人は、数学が得意です。

しかし、他のアクチュアリーもみんな同じように数学が得意です。

なので、数学が得意であることはアクチュアリーとしての武器にはならないのです。

アクチュアリーだらけの集団の中で、優位性を持ったり自分のポジションを確立するためには、数学以外の武器が必要です。

文系はそれをもっています。

それが何かは人ぞれぞれですし、理系である私には分からないものかもしれません。

経営や経済に関する知識や、語学力、コミュニケーション力かもしれません。

これらの知識・能力は、文系ばかりの集団の中にいたらあまり武器にはならないでしょう。

しかし、アクチュアリーという集団の中では、大きな武器になり得るのです。

数理能力に加えてそれ以外の武器を身に付けることができたら、希少価値の高いアクチュアリーになることができます。

例えば、会計事務所やコンサルティング会社でアクチュアリーとして働くなど、可能性が広がり、また大いに活躍できるはずです。

仕事に文系とか理系とか関係ない

ここまで、文系がどうとか理系がこうとか言ってきました。

しかし、ぶっちゃけ、私は文系・理系という区別が嫌いです。

文系・理系という区別があるのは日本くらいです。

そもそも、アクチュアリーに限らず、仕事において文理が影響することはありません。

あるとしたら、言い訳をする時くらいでしょう。

「文系だから細かい分析が出来ない。」、「理系だから文章を書くのが下手。」

これらはただの言い訳です。

出来ないなら、苦手なら、努力しましょう。

文系・理系といった意味のない区別に縛られて、自分の選択肢を狭めることは、すごくもったいないことです。

文系でも、アクチュアリーとして活躍できる場・機会はたくさんあります。

文系でアクチュアリーを目指している人・目指そうとしている人

応援しています。

そして、期待しています。

 

 

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