アクチュアリー「年金数理」:不合格の記録
こんにちは。
みなとらです。
昨年(2018年)のアクチュアリー試験で、「年金数理」を受験し不合格でした。
今回は落ちた原因を分析します。
今年の試験で合格するためにも、自分なりに文章というかたちで残して、自分への戒めにしたいと思います。
これを読んでくださる方は反面教師にして頑張ってください。
試験勉強について
・社会人3年目
・一次試験の他の4科目は合格済み
不合格の原因を書く前に、どのような試験勉強をしたのか書きます。
9月から試験勉強を開始しました。社会人であることを考えると少し遅いですね。
勉強の仕方はオーソドックスなものです。
「教科書を読んで、過去問を解く」の繰り返しです。
年金数理に関しては、教科書以外の参考書は一冊も買いませんでした。
損保数理や生保数理の勉強と同じやり方・マインドで勉強しました。
勉強方法自体は間違ってなかったと今でも思っています。
不合格の原因
では、なぜ落ちたのか?
考えられる大きな原因は下の2つです。
・過去問の使い方の失敗
・「まあ、受かるだろう」という油断
過去問の使い方の失敗
過去問を “解く” ことだけに集中してしまい、理解・分析が疎かになっていました。
極端に言えば、問題の数をこなすだけの勉強になっていました。
そのため、初見の問題に対する応用力がなかった。
考えてみれば、これまで生保数理や損保数理も過去問演習をメインに勉強して合格してきました。「なんだかんだ過去問を解きまくれば受かる」と勘違いしていたのでしょう。
例えば損保数理では、BuhlmannモデルやMinimum Bias法の問題は、考えなくても “公式” を使えば解けてしまう問題ばかりです。
しかし、年金数理ではそのレベルの理解度では通用しなかったのです。
この点に関しては、これから年金数理を受ける人にも注意してほしい点です。
年金数理で合格するためには、生保や損保の時の勉強より、もう一段階深い理解が求められます。
「受かるだろう」という油断
不合格の一番大きな原因はこれだと思います。「まあ受かるだろう」という油断です。
心のどこかで「受かるだろう」という思いがあったからです。実際、試験の前日や当日は全く緊張しませんでした。
試験中も油断していました。試験開始から2時間がたった時点で、自分の感覚では合格点である60点ちょうどでした。
「あと1時間で10点分は解けるから受かるな」
完全な油断です。
結局その1時間では1問も解けず、1点も取れませんでした。
アクチュアリー試験はホントに何が起こるか分かりません。
アクチュアリー初受験の「数学」はダメもとで受けましたが、最後まで悪あがきした結果、合格しました。
一方で、年金数理は「油断で落ちた」と言っても過言ではないです。
今年の試験に向けて
改善点としては、勉強開始時期を早くして、過去問を分析する時間を増やして応用力をつけることです。
過去問に関しては「解いて終わり」ではなく、解いてから問題自体を分析する時間をしっかり取ります。
あと、これはアクチュアリー受験研究会で聞いた話です。
「年金数理の教科書は分かりづらいけど、各章のうしろにある練習問題は解いた方が良い」
過去問演習と並行して教科書の演習問題にも取り組みます。
生保数理の勉強中は教科書の問題もちゃんとやっていたのに、年金数理はスルーしていました。
今思うと、これも油断でしょう。
アクチュアリー初受験だった「数学」のときの気持ちを思い出して、今年は最後の最後まで必死になって頑張ります。
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