【資格の勉強法】集中力を高める( 1 )
今回は、まとまった時間がある時に、長時間にわたり高い集中を維持する方法について紹介します。
特に社会人にとって、土日などのまとまった時間でいかに集中力を持って勉強できるかは、資格試験の合否に大きく左右するでしょう。
土日に勉強はしてるけど集中できない人、土日の勉強が思うように進まない人はぜひ参考にしてください。
集中力を高めるには
結論から書くと、時間を分割することです。
なんとなく知ってる人も多いと思いますが、復習も兼ねて一度読んでもらえると嬉しいです。
時間を分割するとは、15〜30分間の勉強と5分程度の休憩を繰り返すということです。
2時間休憩なしに勉強するより、30分×4で勉強した方が集中できる上に捗ります。
理由は「時間の制約を設けることで、ほどよい緊張感を得ることができる」からです。「時間がある」と思うから集中力が欠けるのです。
特に、「平日のスキマ時間での勉強は集中できるのに、土日の長時間の勉強は集中できない」人は、時間を分割する効果はとても大きいと思います。
注意点
ただし、テキトーに時間を分割すれば集中力が上がるわけではありません。気をつけてほしい注意点を次に書きます。
キリの良いところでは休憩しない
別の記事でも説明したことですが、これは休憩の前後でも言えることです。
勉強を再開した直後にスムーズに集中力を高めるためには、異なる分野の勉強や全く別の勉強をするより、休憩前の勉強を引き続きやる方が良いのです。詳しくは下の記事に書いてますので、読んでもらえると嬉しいです。
一つの勉強が終わるまで別の勉強には手を出さない。
一つづつ順番に片付けていく、と言うことです。
仕事では、同時並行で複数の業務を行わなければいけないことが普通です。
しかし、高い集中の維持を目的とするならば、複数のことを同時に考えるより一つのことだけを考えた方が良いのは、言うまでもありません。
理想は次にやることさえも考えないことです。そんなことを考えるだけでも、集中の邪魔になります。
そのため、その時に勉強していることと関係ないものは机の上には置かない方が良いでしょう。勉強中に目に入らないように、引き出しの中に入れておきましょう。
なお、もし他にどうしてもやらなければならないことが頭に浮かんできた場合は付箋に書きつけて、頭の外に出しましょう。
休憩中も休憩に集中する。
休憩も勉強のうちです。
休憩中はテレビはもちろんスマホも見ないようにしましょう。勉強と関係ない情報を頭に入れると脳が疲れます。
休憩中は目を閉じたり、軽い運動やストレッチをしましょう。
勉強する場所を変える
1、2時間勉強したら勉強する場所を変えることをオススメします。
例えば、
自宅で2時間勉強 → 図書館で2時間 → カフェで1時間勉強
という感じです。
移動自体が軽い運動になりますし、移動することで持ち物が減って、他のことをする選択肢がなくなり勉強に集中できるためです。
あと少しで閉店時間のカフェに移動
個人的には、あと1時間程度で閉店するカフェに移動すると勉強が捗ります。「あと1時間しかないっ!」という時間の制約からの緊張感をすげー受けるので、この1時間はすごく集中できます。
山手線をもう一周した人の話
これはアクチュアリー受験研究会で聞いた話です。
「帰宅途中の山手線をもう1周して、その時間を勉強に使った」
これは実に理にかなってます。
山手線1周の約1時間という時間の分割。電車の中で複数の本を広げることが出来ないため、一つのことに集中できること。駅から家までの移動が、良い休憩時間になること。
一度くらいやってみる価値はあると思います。
習慣にすることが目的
当たり前のことですが、時間を区切ることが本当の目的ではありません。
集中力のある効率の良い勉強を続けて、資格試験に合格することが目的です。
そのためには集中力の高い勉強を習慣化することが目標になります。
ですので、ここで紹介したことが自分に合わなくても、全く問題ありません。
しかし、習慣化するめには、集中力の高い状態を自分自身で認識して体で覚えておくことが大切です。そのための試行錯誤は必要でしょう。
参考文献
この記事で紹介したことの半分くらいは、メンタリストで有名なDaiGoさんの下の書籍に書かれています。参考にさせていただきました。
この他にもとても役に立つことがたくさん載っています。読みやすいですし、目次を見て気になる箇所だけ “つまみ読み” することもできるので、とてもオススメです。
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